2019年6月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            

« 縁側の床の軋みや冬の月 | トップページ | 床下の侵入者 »

2013年12月22日 (日)

レトロなボロ家の思い出

 先日街を歩いていたら、男性二人連れが「おっ、あそこにいい雰囲気のレトロな家がある。ああいう家を見るのはたまらない。見に行こう」と言いいながら、通り過ぎて行った。

 ふと、子供時代の家を思い出した。
 昭和40年代、古いというだけなら、その頃の我が家は周囲の家に比して既にレトロだった。
 台所は土間になっていて床は土のままだったか、スノコの様な板が敷いてあった様な、そのあたりの記憶が定かでない。流しは確かコンクリート製?(人研ぎ石というらしい)で蛇口が一つ。台所に立つのにいちいちツッカケを履いて土間に降りなければならない。
 近頃は、敢えて土間を作る人もいるらしい。
 何よりレトロの極みはお風呂で、何とまだ五右衛門風呂だった。 台所の土間の隅に、お風呂を沸かすための釜戸があって、湯沸しの火をおこしをよくさせられた。 竹筒の火吹きでフーフー火を吹いて、煙たくて涙が出たりして本当に大変だった。 台所の天井や壁は煤で真っ黒だった。
 
 部屋の壁は土壁で、剥げてポロポロ落ちてくる、雨戸板は破れや穴ポコだらけ。玄関ドアはガラス性でガラスの一部が破損していて施錠しても余り意味が無い。今思うと何と物騒な。
 雨が降ると多数箇所から雨漏りがする。雨漏りというのは、1箇所だと落ちてくる雫の音が何となく淋しいものだが、沢山だと笑える。バケツ、ボール、洗面器、薬缶等々、有りったけの器が落ちてくる雨を受け止めて活躍してくれた。其々の容器が奏でる音はまるでメロディーの様で 「ワー、音楽だ~」 と言ってはしゃいだ。それでも容器が足りなくて、「傘をさした方が早いね」 と、冗談を言って笑い合う。
 そんな貧しくも大らかで元気な明るい昭和の子ども時代をそれなりに楽しんで過ごした。
 今は懐かしく面白い経験だったと思う。

にほんブログ村 シニア日記ブログ 女性シニアへ

« 縁側の床の軋みや冬の月 | トップページ | 床下の侵入者 »

古き良き時代の想い出」カテゴリの記事

コメント

こんばんは!
懐かしいです。私も子供の頃は似たような家でしたよ。
土間ですね。表玄関と裏玄関が土間で繋がっています。そこで年末には餅つきです。
これが一番の楽しみでしたね。
風呂も外風呂でした。大きな桶に窯が付いていたのを記憶してます。
台所は室内ではありますがコンクリートの流し台。
雨漏りも時々でした。
古き良き時代ですね。

「雨音のメドリィ」いいですね。
お話の光景は古き良き昭和の思い出がいっぱいですね。

台風の時などはバケツやビンなどそれこそ色々な入れ物が総動員でした。子供はそれを楽しみに変える天才でしたね。

楽しい思い出ですね。もし今の子供達にこの様な話をしたら「いったいどんな時代よ」って言われそうですが・・

けいあんさん、こんばんわ。
そうですよね。みんな似たり寄ったり。
お風呂も外風呂の時もありました。
屋根はありましたが、台風で屋根が飛ばされて……。
田舎の祖母の家は、トイレも外で、これは実に怖かった。

そうそう、近所の皆総出で餅つきありましたね。
懐かしい光景です。 今はすっかり餅つきも無くなりましたね。

omoromachiさん、こんばんわ。
あのボロ家には、思い出が沢山詰まっていました。
皆さんそうでしょうね。

でも、この記事を若い人が読んだら、
「いったいこの婆さん、いくつだ?」 って思われそう。
まだお婆さんじゃないですヨー

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: レトロなボロ家の思い出:

« 縁側の床の軋みや冬の月 | トップページ | 床下の侵入者 »

  

  • 大人の塗り絵 「花鳥風月」
  • 電子辞書
    数冊の俳句歳時記搭載、ペンタンチで手書き検索が便利。音声で野鳥の声、漢詩なども聞ける。
  • Kindle ブックリーダ お手頃価格
  • ビジネス書・IT・専門書等の買取

バーツ

無料ブログはココログ